10月20-21日に紅葉がきれいなことで知られる笛吹川水系の釜ノ沢を遡行しました。あまり濡れることのない沢なので、シーズン最後の沢登りとして毎シーズン講習会が計画されています。比較的、毎年天候に恵まれているのですが本年は、少し曇り気味でビバーク地で設営直後に雨が降り始め乾いた薪での、心地よい焚火とはなりませんでした。

　夜も気温が大分下がり、沢の上部の岩はベルグラが張り平坦な岩で気の抜けないコンディションの為、通常より早めに高巻きしたため予定より、甲武信小屋への到着が遅くなりましたが、せっかくなので甲武信岳まで登ってから、下山開始し予定より遅くなってしまったのですが、ぎりぎり明るいうちに下山することができました。ベルグラが張ったナメが想像以上に手ごわく、なかなかスリリングな登攀となり講習生にとっても良い経験になったのではないでしょうか。