2025.1.2-4 黄蓮谷左俣アイスクライミング

日程:2025年1月2日‐4日

あけましておめでとうございます!スタッフのSです。新年早々、1月2日から4日にかけて南アルプス・甲斐駒ヶ岳の黄蓮谷左俣へ、スタッフ山行としてアイスクライミングに行ってきました。私は2度目の左俣となります。

1月2日
初日は黒戸尾根を約5時間かけて登り、五合目にテントを設営。標高の低い位置からのアプローチは体力勝負でしたが、天候にも恵まれ、順調に五合目小屋跡へ。水づくりや装備確認を済ませ、早めに就寝しました。

1月3日
2日目は荷物を軽くして左俣にアタック。0430にテント場を出発し、六丈沢を下降。坊主ノ滝上にトラバースするつもりが、暗闇の中で正確なポイントを見つけられず、結局坊主ノ滝下まで降りることに。 今シーズン初のアイスクライミングということもあり緊張感はありましたが、III級程度の滝をいくつか楽しんで登り、核心部へ。 核心である**垂直の大滝60m(V級)**は圧巻のスケール!真っすぐ切り立った氷は見上げるだけで威圧感があります。氷の状態はおおむね良好でしたが、部分的に脆い箇所もあり、2ピッチに分けて慎重に登攀。高度感と冷たい氷の感触が手に伝わり、心地よい緊張感の中で突破しました。 続く**最後の30m滝(IV+)**も、疲労した身体にはなかなか手強い存在。それでもなんとか登り切り、その後の詰めではロープをたたみ、トレースに助けられながらも八合目までの2時間は長く感じました。

1月4日
最終日の下山は、疲労感と達成感が入り混じる中、ひたすら足を動かし続けました。道のりはやはり長く感じましたが、無事に下山完了!

新年早々、全力で登り込んで全身バキバキです(笑)。黄蓮谷左俣はやはり技術・体力・気力、すべてが試されるルートでした。でも、大滝を登り切った瞬間の達成感は格別! 今年も安全第一で、楽しく登っていこうと思います! 本年もどうぞよろしくお願いいたします!