2015.10.17-18 奥秩父・釜ノ沢東俣

オリソンテにとっては今シーズン最後の沢、錦秋に彩られた奥秩父の茗溪、釜ノ沢東俣に行って来ました。東俣は奥秩父の中心部に位置する甲武信岳に突き上げています。金曜日の夜、甲武信岳のふもとにある道の駅みとみに集合。仮眠をして前夜発1泊2日の沢旅の始まりです。

西沢渓谷の入り口から林道を歩いてまもなく東沢へと入ります。ホラの貝ゴルジュと呼ばれる滝を巻き、乙女の滝を左に眺め東のナメ沢、西のナメ沢と、東沢に流れ込む支流の滝が目を楽しませてくれました。やがて水量を二分する金山沢を左に見送り、釜ノ沢へ入ります。まもなく釜ノ沢の名物ともいえる千畳のナメが始まります。ひたひたと足首まで水に浸しながら黄葉のトンネルをくぐって行きました。やがて釜ノ沢は西俣と東俣に分かれます。ここには両門の滝と呼ばれるみごとな滝となって左右から流れ落ちています。
ここから東叉に入ってしばらく遡行するとビバーク適地があります。タープを張ってお湯を沸かし、コーヒーを飲み、夕食を満喫し、酒を呑みました。
翌日は大きな滝こそないものの、いくつもの小さな滝を登り、源流へと詰めていきます。やがて甲武信小屋の取水口であるポンプ小屋が見えてきました。遡行終了です。ポンプ小屋からは登山道を歩き、甲武信小屋に正午に到着しました。小屋にザックを降ろし、甲武信岳のピークまで往復です。天候も良く、半そでOKの秋の陽気でした。下りは徳ちゃん新道。3時間ほどで西沢渓谷入口に降り立ちました。