南八ヶ岳の広河原沢右俣にあるクリスマスルンゼで講習会が行われました。

この日も晴天に恵まれ、アイスクライミングには絶好の天気となりましたが、今年は舟山十字路の駐車場まで雪がありませんでした。そこから林道を進み広河原沿いの道に入って行くと、この辺りから雪が積もっていました。連休の中日ということもあり、本谷と左俣との二俣付近で沢山のテントが張られていました。沢上の氷は柔らかく、滝が凍っているか不安を抱きながら進んで行きました。

クリスマスルンゼに到着すると、見事に氷結していました。下段の緩傾斜の氷で講習生は、まずトップロープでトレーニングを行い、アイゼンでつま先の蹴り方や脚を上げる高さなどスタッフにチェックされ熱の入った指導を受けていました。その後、上段の氷を講習生に登ってもらいました。氷は見た目より立っていた為、講習生は苦戦しながらも何とかクリスマスルンゼを完登しました。また課題が見つかりましたと講習生はおっしゃっていました。下山では氷の上の歩行技術を勉強してもらいアイゼンの特徴についても理解してもらいました。思ったよりも登攀者が少なかったので練習出来たと思います。また、今回参加していただいた講習生の方達にはさらにステップアップを目指してほしいと思います。お疲れ様でした。