2016.01.17 群馬・神津牧場

暖冬の影響か雪が少ない為、下見をした結果、急遽、霧積温泉から神津牧場に講習会の場所を変更しました。

この日も晴天に恵まれました。沢への下りは急な勾配で足元が緩いのですが、フィックスロープもあり、雪が無かったのでアプローチは問題ありませんでした。沢に下りると本流の左エリアは凍っておらず、右エリアの入門砦の滝は薄いですが、凍っていたので今回はこちらで講習会を行いました。スタッフがトップロープの準備をしている間、講習生にはバイルの種類と特徴について理解してもらい、その後バイルの振り方とアイゼンの前爪の蹴り方・足を上げる高さについても勉強してもらいました。氷の裏側は水が流れている所もあり柔らかい為、バイルの打ち込みがどうしても慎重になります。

ムーブについての講習後、実際に登ってもらいました。バイルの打ち込みが1回で決まらなかったり、足を上げる高さなど、氷の状態に足を合わせようとしてもなかなか上手くいかないようで、難しかったと思います。ロッククライミング以上に微妙なバランスと細かい動きを強いられるアイスクライミングでは一手疎かになると大事に至る場面(次の動作がきつくなる。足が上がらないなど)に陥ります。今回の薄い氷の状態でのアイスクライミングは難しかったにもかかわらず、講習生には頑張って登っていただきました。初心者の方もいらっしゃいましたが、恥ずかしながら私(スタッフH.Y)が初めてアイスクライミングやった時よりも登れているので、センスがあると思います。また、講習会の終了後、帰りは少し時間があった為、神津牧場でホットミルクをいただきました。牧場だけあって馬・牛・山羊・キジなど近くで見れて癒されました。それなりに楽しめた講習会だったと思います。講習生の皆さん、お疲れさまでした。