2016.01.24 表丹沢・広沢寺

数十年に1度の強い寒気が西日本中心に流れ込み、関東でも23日夜から雪が降る予報が出ていました。講習会当日は晴れていましたが、強い寒気の影響で愛甲石田駅の朝の気温は2度くらいでした。車を駐車場に止めて弁天岩の取付きに到着。先にトップロープを張りに行ってくれたスタッフと合流し、登る準備をしていた時に、別パーティーによる転落事故が発生。すぐさま救急車を呼びました。(転落原因不明)腰に重傷を負いましたが命に別状はなかったとのことです。無事に回復されることを祈ります。
重たい空気の中、初級と中級に分かれて講習会がスタートしました。初級者はクライミングで使用するギアについて理解してもらい、ユマールを使っての登攀、懸垂下降の練習を繰り返しやってもらいました。その後トップロープで登ってもらいました。確保(ビレイ)についても交替でやっていただき、スタッフから細かい説明を受けていました。中級者はトップロープで複数のルートを登ってもらい、ひと通り登り終えた後にスタッフから手順を教わりリードの練習をやってもらいました。講習生には自身でリードしてもらいセカンドを引き上げてもらいました。一連の操作を復習していただき、基本の重要性を再認識してもらえたと思います。講習生の方達もステップアップされていると思います。基本話のついでではありますが、一つ気になっていた事がありまして、確保(ビレイ)するときや懸垂下降のときはグローブをすると安心です。確保で体重差がある場合は特にグローブの着用をおすすめします。今後の講習会におきましてもスタッフ一同より安全に配慮した講習会を努めてまいりますので、宜しくお願いします。講習生の皆さん、お疲れ様でした。